歯のホワイトニングは自宅でもできる!
歯のホワイトニングというと、歯科医院で歯医者さんや歯科衛生士さんにやってもらうものだと思っていませんか?歯科医院で施術してもらうホワイトニングはオフィスホワイトニングと呼ばれますが、自宅でできる手軽なホワイトニングもあるんです。
しかし、自宅で行うホワイトニングと言っても、どのようなものなのかわからないという人も多いと思います。ということで今回は、自宅でできる手軽でおすすめなホワイトニングと、そのやり方について紹介します。ホワイトニングに興味があるという人は、参考にしてみてください。
海外で人気のホワイトニングオパールエッセンス
「ホワイトニングオパールエッセンス」というものを聞いたことがあるでしょうか。これは日本の商品ではありませんが、ホワイトニング先進国であるアメリカでは大人気のホワイトニングジェルなんです。
アメリカでは、日本の厚生労働省と同様のFDAという機関があるのですが、ホワイトニングオパールエッセンスはFDAで認められている商品なので、アメリカでは市販で購入することができます。強力な漂白力を持つ薬剤を使用しているので、しっかり歯を白くすることができると言われているのです。
では、ホワイトニングオパールエッセンスはどのようなポイントがあるのでしょうか。
薬剤の濃度が選べる
ホワイトニングをしても、歯が思うように白くならないと感じた経験のある人も多いのではないでしょうか。日本で市販されているホワイトニング剤を使用する場合、強力な薬剤は販売を禁じられているので、歯の汚れを落とす程度の作用で、歯科医院で行ってもらうホワイトニングほどは白くならないものなのです。
ホワイトニングオパールエッセンスは過酸化尿素という歯科医院のホワイトニングでも使われる成分を使用しています。さらに、この薬剤の濃度は10%、15%、20%、35%の4段階あるので、自分がどれくらい白くしたいかによって選ぶことができるのです。
マウスピースで自分の歯に装着
ホワイトニングオパールエッセンスは、オフィスホワイトニングのように歯に薬剤を塗るわけではなく、マウスピースに塗って歯に装着する方法をとります。
自分の歯の形に合わせて作ったマウスピースでつけるため、しっかり歯に薬剤をつけることができるのです。自宅でホワイトニングケアをやる場合には自分で塗るとなかなか塗りにくいこともあるので、マウスピースを使用するのは手軽でありがたいですよね。比較的簡単なので、少し不器用だと感じている人にもおすすめできます。
ホワイトニングオパールエッセンスの使い方
歯をしっかり磨く
ホワイトニングオパールエッセンスを使用する前に、まずはしっかり歯をみがきましょう。ホワイトニングオパールエッセンスはマウスピースを使用するので薬剤を歯に密着させることができますが、歯に汚れなどが付いているとうまくはにつかずに効果が半減してしまうこともあるのです。
ホワイトニングオパールエッセンスを使う際には、普段よりも少し念入りに歯を磨くようにしてみましょう。
マウスピースにジェルを塗る
歯がしっかり磨けたら、いよいよホワイトニングオパールエッセンスを開封してください。マウスピースを水平に保ち、歯の1本1本に少しずつジェルを出します。ジェルの量の目安としては、歯1本に対して米1粒くらいが適量です。
ジェルを出したら、マウスピースの縁などを使用して側面部分にもしっかり伸ばしていきましょう。こうすることで、歯全体にジェルを付けることができるのです。
ジェルを出し過ぎてしまうと、歯に装着した時にマウスピースからはみ出して歯茎などにつき、痛みを伴ってしまう場合はあるので、注意しましょう。
マウスピースを歯に装着
マウスピースにジェルを塗り終わったら、いよいよ歯に装着します。この時、前歯の方から歯に合わせるように装着していき、奥歯の方まではめていくのがコツです。
歯にマウスピースがくっついたら、決められた時間が経つまでつけっぱなしにするのですが、濃度別に装着時間が変わります。
10%は8~10時間、15%は4~6時間、20%は1~2時間、35%は30分ほどとなっています。ただし、寝る際には寝相によって歯茎などにジェルが溢れてダメージを与えてしまうこともあるので、基本的にはつけないようにしてください。
使い終わったマウスピースをよく洗う
マウスピースを装着し、指定の時間が経ったら、ゆっくりと歯からマウスピースを外してください。そのままにしてしまうと衛生的に良くないので、しっかり水でジェルを洗い流すように洗浄します。
この時、お湯などで洗った方がジェルが落ちやすいと感じるかもしれませんが、お湯だとマウスピースが変形しやすくなってしまうので必ず水で洗うようにしてください。
ジェルが落ちにくいようであれば、歯ブラシなどを使って表面をこすると効果的です。最後に、自分の口をすすぐのも忘れずに行いましょう。
注意点
量や時間はしっかり守る
ホワイトニングオパールエッセンスは強力な薬剤を使用するので、口内への負担も少なからずかかります。特に歯茎はデリケートなので、薬剤が触れないように十分注意する必要があります。
マウスピースに出すジェルの量が多いと歯茎にはみ出してしまう可能性もあるので、必ず米1粒分の量を守ってください。
また、長くつければいいというものではなく、つけ過ぎると歯や歯茎にダメージを与えてしまうこともあるので、定められた時間を守ってつけるようにしましょう。
必ず医師の処方を受ける
ホワイトニングオパールエッセンスには漂白成分として過酸化尿素という薬剤を配合していますが、日本の法律では濃度が10%以下の配合量のものしか市販できない決まりになっています。そのため、ホワイトニングオパールエッセンスは日本ではお店で買うことができないのです。
そのため、海外から輸入して使う人もいるのですが、一般の人が自由に使用するには危険な可能性もあるので、歯科医師や歯科衛生士は推奨していません。
ですので、ホワイトニングオパールエッセンスを使用したい時には、歯科医院で医師の処方を受けてから使用するようにしてください。
効果には個人差がある
ホワイトニングオパールエッセンスは、強力な薬剤を使用している分、日本で市販されているホワイトニング用アイテムよりは歯を白くする作用が期待できますが、すべての人に同じように働くかというと、そうでもないのです。
個人の体質などによって作用にも差が出るので、そこを了承した上で使用するようにしましょう。あとあと後悔しないためにも、この点は気をつけるようにしてください。
使用してはいけない人もいる
ホワイトニングオパールエッセンスは、すべての人が使用できるかというと、そういうことでもありません。人の体内には過酸化水素を分解するためのカタラーゼという成分が存在しているのですが、「無カタラーゼ症」という人は、カタラーゼが不足しているので過酸化水素をきちんと分解することができません。
ホワイトニングオパールエッセンスに使用されている過酸化尿素も分解すると過酸化水素が発生するので、無カタラーゼ症の人は使用できないのです。
その他にも、ホワイトニングオパールエッセンスに含まれるエチレン酢酸ビニルやグリセリンにアレルギーのある人は使用を控えましょう。
まとめ
いかがですか?歯を漂白する作用のある過酸化尿素を主成分としたホワイトニングオパールエッセンスはとても画期的な商品のように思えますが、きちんと使い方を守らないと体にダメージを与えてしまうこともあるので、医師の処方を受けた上で正しく使用することが大切です。
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